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医用温度ブローブ

医用温度ブローブとは

医用温度プローブとはいわゆる電子体温計用ケーブルのことです。
但し、皆さんがご家庭でお使いになっている電子体温計とは少し違い手術中や手術後に食道内の温度や直腸内の温度を測る、または皮膚の表面温度を測ったりする病院用の電子体温計です。

体温計そのものは通常「患者用モニター」(バイタルモニターまたは別名ベッドサイドモニター)に内蔵おりますので、 機器から体内または皮膚表面までの検温センサーと電線を総称して温度プローブとしております。

体温は心電図・血圧・脈拍数・呼吸数・血中酸素と並ぶ重要なバイタルサイン(生きている証し)です。
人は脳をはじめとする重要臓器の温度が一定に保たれることで正常な活動が行えます。
冬山で遭難した人が眠くなったり、風邪で熱が出るとボーっとしてやる気がなくなるのは体幹内部の最も高い温度「核心温」と呼ばれる体温が変化する為です。
健康な人は体調や環境の変化に応じて自然に熱を発生たり、発汗することで熱を下げたりしているのです。

手術中や手術後の患者さんの体温は麻酔や治療による影響で変化し易くなります。
それを他のバイタルサインと共に観察することが必要なのです。

製品例にはカテーテルに取り付けられた温度プローブを掲載しました。
これは体内(食道等)の必要な箇所でバルーン(風船状の箇所)によって固定された温度プローブのセンサーによって検温するユニークな仕組みになっております。

温度プローブに求められる性能

  • ・体内に直接触れる為、被覆は人体にやさしい素材であること。
  • ・高周波電流・電圧が流れますので電気的な絶縁が完全であり、漏電・電気的ショートのないこと。
  • ・過酷な手術現場での使用に耐えうる屈曲や引っ張り強さを満たすこと。
  • ・リユーサブルケーブル(繰り返し使用可能)に関してはシリコンやサントプレーン等高温滅菌処理に耐えうる素材を使用する等。
  • 温度プローブ 小児用 青

  • 温度プローブ カテーテル型